展覧会への招待

Exhibition previews & reviews

  • 2008年7月12日~2008年8月17日
  • 中島晴美展
  • 多治見市文化工房 ギャラリー ヴォイス (岐阜県多治見市本町 TEL0572-23-9901)
岐阜県恵那市を制作拠点とし、長く陶の立体造形のみを作り続けて評価が高い中島晴美氏の、地元での初個展が開かれ衆目を集めている。これらの作品は磁土の手捻りによって形作られ、転写紙を用いてコバルトの水玉を装飾したものだ。明らかに壺や茶碗とは異なるが、これは紛れもない「陶芸作品」と位置づけられる。作者の生理から生じる、また心情として内部に立ち現れるイメージと、磁土という素材とを違和感なく一体化させようとしてせめぎ合った結果としての陶の造形であるからだ。見事に均衡のとれた、またバイタルな作品を見ていると、多様な現代の陶芸のひとつの極を表しているようにも思えた。
左●関東や関西方面からも多くの観客や陶芸家らが訪れるほどの注目展だ。 右●中島晴美氏
広々した会場に13点の作品が展示された。
作品の発表価格は、200万円~80万円。
東京や関西での発表が中心で、地元・美濃では初個展だ。
初日には中島氏と金子賢治氏(左)のトークセッションも。(近日掲載予定)