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    <title>プレビュー＆レビュー</title>
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    <title>星野　聖 展</title>
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    <published>2010-06-11T23:19:06Z</published>
    <updated>2010-06-11T23:35:27Z</updated>

    <summary>　これまで、地元・岡山や広島など中国地方を中心に活動してきた作者・星野聖（ほしの...</summary>
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        <![CDATA[<p>　これまで、地元・岡山や広島など中国地方を中心に活動してきた作者・星野聖（ほしの せい）氏の、本会場での2回目の個展が開かれている。<br />　入口近くに展示されている壺は、肩に降った胡麻がよく溶け、長く伸びて美しく流れた様子を見ると、念の入った本格的な焼成を行っているように思われた。工房のある瀬戸内市牛窓町に近い寒風、それに伊部の下松、大ケ池産などをブレンドして作った土を使って作られた備前の焼締め陶、備前焼だ。<br />　幅は約1.8メートル、長さがおよそ16メートルほどの半地下式の登窯を用いて、20日間ほど焼成して得られたものという。特にさほど大型の窯でもないことからすると、かなりじっくりと時間をかけて焼き上げているといっていいだろう。また、ひと窯の焼成のために必要な赤松の薪は、4トン車に5台分ほどらしいから、実感としてはかなりの量になる。<br />　筆による絵付もせず、施釉も行わない焼締め陶ならではの装飾といえば、もちろん焼成による土肌の変化に尽きる。緋襷などを除けば、出品作の多くでは自然釉が融けて流れていて、それがこれらの作品の特徴的な見所となっている。一部の作には、深くて暗い紫色に近いような発色をしているものや、まるで緑青が吹いたかのような作も見られ、興を逸らせない魅力がある。また、ひとつの作品のなかに、明るく白っぽい素地の土色、朱、黄土色から焦げた黒っぽい茶まで、様々な色の変化が段階的に続いて見られる。これらは窯詰めと焼成による工夫など、装飾的な効果を狙って作者が意図的に導いたものと推測でき、焼締め陶でありながら、どこか華やかさのある作にも見えて独特だ。<br />　作品の要諦を決めるもう一方の造形は、ほとんどの出品作が紐作りで成形され、型ものは角皿などほんの一部だけという。展示された作全体を見回すと、古くからの伝統様式を意識して作られた一群と、現代の備前に主流のオーソドックスな形、また柔らかく、あるいは控えめに個性が現れた作など多彩だ。今後、どの方向に焦点が絞られるかは定かではないが、その解答は作者の内にしかないのだから、時を待つしかなさそうだ。<br />　最後に少しだけ、作者のプロフィールに触れておくと、大手の食品会社のサラリーマン生活を37歳で辞め、森陶岳氏の窯に修業に入り、独立している。初窯の窯出しをした折には、もう40歳代の半ばだったという異色の経歴だ。偏見なく、今後の創作活動を注視していきたいと思う。<br />上左●本展には7回目の窯出しによる、小品を含めておよそ100点ほどが展示され、ファンら観客で賑わっていた。上右●玉垂れが美しく流れた壺には、多様な発色も見られて興味深い。活けられたモミジが引き立ち、涼味を誘っていた。<br /></p>]]>
        
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    <title>藤平 寧　陶芸作品展</title>
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    <published>2010-04-13T23:10:28Z</published>
    <updated>2010-05-02T21:34:38Z</updated>

    <summary>　いつも藤平寧（ふじひら やすし）氏の作を見ていて思うのは、この人ほど器を作ろう...</summary>
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        <name>SENTENMON Editorial Office</name>
        
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    <category term="うつわ" label="うつわ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="ふじひらやすし" label="ふじひらやすし" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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    <category term="京都" label="京都" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p>　いつも藤平寧（ふじひら やすし）氏の作を見ていて思うのは、この人ほど器を作ろうとか、用途のない造形作品こそを、などと限定しないで、自らの活動範囲を狭めたり封じ込めてこなかったろうということだ。むしろその間を自由に動き回り、いとも軽々と往き来して成果を上げてきたこんな作り手は、そう多くないと思える。オブジェを作らなければという気負いもなければ、伝統様式にだけ拘束される息苦しさも感じられなくて、実に柔軟な身の構えなのだ。そんな幅のある境界線上を、ずっとひとりで歩いてきた作者らしい器を中心にした新作が、本展で展示されている。<br />　手捻りで形作られた器は、皿や鉢として用いるには素地にやや厚みの足りないような感じがするものがある。こうした独特な、はかなさのような気配が伴うのが藤平作品の特徴のひとつだ。薄作りの表面はわずかにデコボコと波打ち、ボディがやや歪んで作られているために、それぞれの作は少しずつ小首を傾けたようにも見え、組みものであっても形はかなり違っているものもあり面白い。まるで森の中に転がっていそうな木の実を割ったような形の鉢や、樹々の種や枝先についた水滴にも似た姿をしていたりして、いずれも見る側の情感に滑り込んで来るような器ばかりだ。そして実際に、たとえばそれらの器に料理などが盛られている様子を見ると、涼し気に見えて深い興もある。使用後に、洗ったり収納を考えると少し扱いに神経を使わなければならないとも思えるが、そこまでを含んで、これらの現代を呼吸した個性的な作と接する機会を、楽しみに受け取っているファンも多いようだ。<br />　もうひとつの特徴は、装飾としての色だ。黒と金、黒と銀など、くっきりと鮮明にツートンに塗り分けられたものがある一方、釉が混じり合ってとてもなに色とはいえないような淡く繊細で、複雑な色使いのものが見られて魅力的だ。ところが素地土の自らの色や金・銀泥彩をのぞくと、本出品作に使われている基本となる釉薬の種類は4種類ほどだと教えられ、少し驚いた。会場に並べられた作が、多彩に見えて映るからだ。<br />　また実用の器なのだからと、とくに手にとって使う種の重量感はこれまでも作者の中で慎重に考慮されてきた。それらに加えて、最近意識しているのは作品のサイズだという。現代の器としての大きさもさることながら、自分らしさを現しやすいベストな大きさなども視野に入れながら、料理を盛る器としての美的サイズも追いかけているのは、いうまでもない。<br />　なお会場の壁面には、掛け花入やオーナメントとしての造形作品も展示され、作域の広さとセンスの良さの一端が窺える展覧になっている。</p>
<p>上左●まるで、どこかの風景を立体的な絵に描いたような器作品の連作「水のうつわ」。（中央の円柱型の作品の発表価格＝52,500円）　上右●美しい虹色にも見え、あるいは真珠色にも輝いている皿（前）は、銀泥を塗って得られた効果という。</p>
<p>■ギャラリートーク「うつわって面白い」<br />作者自らによるギャラリートーク「うつわって面白い」が、4月17日（土）15時から同会場にて開催されます（予約不要）。<br /></p>]]>
        
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    <title>青瓷 浦口雅行展 2009</title>
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    <published>2009-12-02T10:12:12Z</published>
    <updated>2010-02-05T19:37:27Z</updated>

    <summary>　青瓷を焼く作家として、ファンの間に浸透してきた浦口雅行（うらぐち まさゆき）氏...</summary>
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    <category term="uraguchimasayuki" label="URAGUCHI Masayuki" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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    <category term="三浦小平二" label="三浦小平二" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p>　青瓷を焼く作家として、ファンの間に浸透してきた浦口雅行（うらぐち まさゆき）氏の新作展を見た。学生時代（東京芸大）の恩師のひとり、三浦小平二（MIURA Koheiji 1933-2006）に作家形成において強く影響を受け、卒業後、創作活動をはじめた当初から青瓷にターゲットを絞って作り続けてきた。<br />　会場に展示された出品作を概観すると、中国の官窯からの流れを汲む伝統的な「青瓷」と、暗緑色を呈した「海松（みる）瓷黒燿砕」というふたつの青瓷が主体となった展示であるように見えた。そしてその間には、黒晶、米（色）瓷、月白瓷、鶯瓷など独創的な幾種類もの青瓷があって、それがそのまま今日の仕事へと至る道筋となってつながっている。作者は青瓷（粉青）を基本に置いて釉を熟成させ、今のところその最も先端的な成果が海松瓷という位置づけだ。<br />　さらに今展では、そこに「瑠璃燿砕」という新作を加えての発表となった。この釉が施された新作の茶碗は深い濃紺色を基調としていて、近づいてよく見ると無数の貫入が光を屈折させ、美しい瑠璃色に輝いて見える。また一部には、眺める角度によって様々に彩りを変え、虹のようにも光る幻想的な作だ。この瑠璃燿砕は他の青瓷作品とは異なる、別系統の釉薬に属すものらしい。青磁釉の基本は、釉中に含まれる微量の鉄分による呈色だが、瑠璃燿砕はコバルト（呉須）によって発色させているからだ。しかし海松瓷という独創的な青瓷釉ができたことから発展・展開させ、技術を応用することによって得られた作であることには違いない。<br />　また造形としては、伝統に忠実な、オーソドックスな形態の花生や輪花鉢などが出品されている一方、この人ならではの著しく個性的な姿をしているのが「博山爐」や「博山壺」だ。着想の原点にあるのは中国の金属器で、前漢代頃からは陶製のものが作られた。山の形に作られた蓋に特徴が認められ、とくに浦口氏による「博山」は情熱的で、饒舌な装飾性が際立っているように感じられる。このやや過剰にも感じるほどの蓋の多重造形が、ボディの形と一体となって全体の均衡が保たれると、一転、青瓷作品としての重厚感が顕在化し、作者の造形センスがよく示されているように思える。<br />　壺や花入、茶碗などの静けさ、「博山」の重みや動きのある形、また釉による青い色の変化の妙が大方の観覧者の気を引いていて、見応えある展覧となっていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上左●五重の塔のような「青瓷黒晶双耳博山壺」H43.7㎝。独特な「浦口博山」様式が築かれつつある。　上右●1964年に東京に生まれる。89年に東京芸術大学大学院三浦小平二研究室修了。91年に独立築窯。2002年に茨城県芸術祭美術展覧会特賞受賞。09年、茨城工芸展茨城工芸会80周年記念賞受賞。現在は茨城県石岡市にて制作。右は「青瓷六耳博山大壺」H51.5㎝<br /></p>]]>
        
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    <title>西川 聡 展　冬支度</title>
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    <published>2009-11-17T07:19:30Z</published>
    <updated>2009-11-18T03:32:28Z</updated>

    <summary>　石川県金沢市に本店を持つ老舗酒蔵（銀座店）での発表なだけに、テーマはもちろん、...</summary>
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        <name>SENTENMON Editorial Office</name>
        
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        <![CDATA[<p>　石川県金沢市に本店を持つ老舗酒蔵（銀座店）での発表なだけに、テーマはもちろん、酒器を中心にした食器だ。なかでも異彩を漂わせて目を惹くのは、焼締めの器に透（すき）漆を塗って作られた一連の作。深い暗赤色と落ち着いた灰黒色の2種類が出品されている。とはいっても、この色は漆による着色ではなく、土と顔料によって導かれた発色という。なぜ、やきものに漆なのだろう？　古くから水漏れを防ぐ工夫として、土器などに漆を塗布したものが見つかっている。西川聡（にしかわ さとし）氏の作るこれら無釉の焼締め陶も、防水効果のために施されるのが第一の目的だ。それによって、料理の脂なども染み込みにくくなるという。もちろん、漆を塗ることによって装飾的な奥深い雰囲気が現れたり、独特の質感が得られることも理由のひとつだ。最後の工程で漆を何度も塗り重ね、そのまま自然乾燥させる時もあれば、さらに200度ほどの低火度で焼成し、完成作とする場合もあるらしい。<br />　そしてそれらとは一転、趣向を変えたもうひとつの系統が、施釉ものの白い器だ。化粧土が刷毛目風に塗られたものや、青瓷のような作も出品されている。これらは、土と釉の一体感を意識しながら作られている。作域は異なっていても、こうした出品作に共通しているのは、抑制の効いた淡い個性を、しかし鮮明に打ち出す加減や姿勢がとても洗練されていると映ることだ。そして、昨今の「うつわブーム」の渦のなかで際立とうとするのではなく、むしろ一歩引いた作者なりの独自のフィールドに足場を守りながら、ニュアンスのある作を作ろうとしているようにも見える。<br />　それは、30歳代のはじめ頃の一時期、スペインを拠点に制作し、アフリカ大陸や中近東などを旅しながら見て歩いた経験や蓄積と、まんざら無関係ではないかも知れない。とくに興味があったのは、アフリカで見た木工品だった。一見、原始的で粗雑に作られるようにいわれることの多いそれらは、しかし、よく観察するととても丁寧に作られていると思ったという。<br />　本展に出品されている自作でも、小品に至るまで丁寧に仕上げられ、また一様に端正な姿形をしている。そして、極端な歪みや捻れを抑えたなかにだけ見出され、感じられる、静かな美しさを湛えている作が多い。クラフトという概念を視界の端に納めつつ、感覚や味だけに寄りかかって作ろうとしないこれらの器を見ていて、現代の生活のなかにふわりと溶け込んで生きる場所が、確かにあると思わされた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上左●表面に透漆が塗られることにより、独特な表情を見せる銚子（発表価格＝25,200円）と碗（同4,200円）。　上右●個展会場は1625年（寛永2年）創業という石川県金沢の酒蔵・福光屋の銀座店。酒器を中心に冬の食卓に相応しい器が展示された。<br /></p>]]>
        
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    <title>川喜田半泥子のすべて</title>
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    <published>2009-10-28T11:41:18Z</published>
    <updated>2009-10-29T22:17:53Z</updated>

    <summary>　三重県津市に本拠をおく川喜田家は、東京・日本橋大伝馬町に寛永年間から続く木綿問...</summary>
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        <name>SENTENMON Editorial Office</name>
        
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        <![CDATA[<p>　三重県津市に本拠をおく川喜田家は、東京・日本橋大伝馬町に寛永年間から続く木綿問屋を営む豪商だった。川喜田半泥子（KAWAKITA Handeishi 1878-1963）は、この老舗大店の15代目の長男として生まれた。家督を相続して16代を襲名、商家の当主として、また銀行の頭取など数々の企業の要職に就いて財界で活躍しながら、その一方で、陶芸、日本画、書、木版画、建築、油彩画、写真、パステル画、俳句など、各方面に芸術的才能を発揮した作り手として知られている。<br />　とはいっても、半泥子と同時代に生き、親しく交流して影響を受けた若き陶工・荒川豊蔵（1894-1985）、中里無庵（1896-1985）、金重陶陽（1896-1967）、三輪休和（1895-1981）らの職業作家としての歩みとは異なり、あくまでも生涯アマチュアとしての立場を保って創作活動を続けた。そして作られた多くの作品は主に交友関係に贈られるなどし、これまで愛蔵されてきたという。そのために、まとまった数の作品を鑑賞する機会にはあまり恵まれず、また、プロ作陶家らに較べて、作品が紹介された資料なども多いとはいえなかった。本展ではおよそ220件（点）におよぶ出品作を見ることにより、陶芸や書画を中心にしてその全貌に改めて触れ、川喜田半泥子の芸術を存分に楽しむことができる構成になっている。<br />　とくに、50歳を越えてから本格化した作陶は破格で、趣味の域をはるかに超えて、当時の陶芸界に革新的な息吹を吹き込んだといわれている。その特徴はなんといっても、「桃山茶陶の再現に留まることなく、その時代の作陶想念に心通わせ、焼成の方法を根本から見直す」（「からひね会」）精神を礎とし、桃山陶芸の魅力を充分に見極めながらも、作る目的をそれらの再現や模倣とはせず、あくまでも作陶を楽しみ、自らの世界を作ろうとしたことにある。<br />　そうして作られた茶碗など数多くの茶陶類は、茶の湯に対する理解を背景にしつつ、どこかユーモラスで壮大な思いを込めた作に仕上がっている。また類型や様式にとらわれておらず、これら遊び心にあふれた作を見ていると、ふと、気分が和む感じさえする。<br />　ときに「東の魯山人、西の半泥子」などといわれることもあるようだ。奔放で多作という意味では重なるところがあるにしても、創作の内容はかなり異なり、やや誤解を招くいわれ方のような気もする。いずれにせよ、本展によって偉大なディレッタントとしての川喜田半泥子の陶芸の位置づけ、あるいは近代作家としての評価が、より鮮明に際立ってくるように思える。&nbsp;</p>
<p>上左●「黒茶碗 　銘・すず虫」制作年不詳　個人蔵　　上右●「半泥子自画像」制作年不詳　個人蔵</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>＊なお、同展の関連行事として以下が予定されています。<br />■記念呈茶会「半泥子の茶碗で楽しむ」（先着　限定100名）<br />日時：2009年11月3日（火・祝）11時～15時　場所：セラミックパークMINO 茶室　料金：500円　協力：表千家紅谷社中、石水博物館</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>■ギャラリートーク<br />本展会期中の毎週日曜日　13時30分から　同館学芸員による展示案内</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>◆チケット・プレゼント<br />本展の招待券を、ペアで5組（10名）の読者の皆さまに抽選のうえプレゼントします。ご希望の方は<a href="http://www.sentenmon.jp/inquiry.html">お問い合わせフォーム</a>からお名前と、内容欄に「川喜田半泥子展　チケット希望」と記入し送信して下さい。なお、発表は発送にかえさせて頂きます。<br /><br /></p>]]>
        
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    <title>鷹尾葉子 展</title>
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    <published>2009-10-27T06:01:41Z</published>
    <updated>2009-10-28T01:07:44Z</updated>

    <summary>　詩的で、モダンな抽象絵画のような装飾をまといながら、和風にも傾かず、でも西洋的...</summary>
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        <name>SENTENMON Editorial Office</name>
        
    </author>
    
    <category term="たかおようこ" label="たかおようこ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="鷹尾葉子" label="鷹尾葉子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="takaoyoko" label="TAKAO Yoko" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sentenmon.jp/event/preview-review/">
        <![CDATA[<p>　詩的で、モダンな抽象絵画のような装飾をまといながら、和風にも傾かず、でも西洋的な偏重にもない形のこれらの器は、そのまますぐに食卓のうえに並べられ、料理を盛って実用に使えるという点で、現代の日本人の暮らしをそのまま表すような作だといえる。それは作り手・鷹尾葉子（たかお ようこ）氏自身の暮らし振りが、ことさら意識することもなく自然に映され、作られているからだろう。<br />　作者は1980年代後半頃から、注文が次々と増えていって、それらの需要に応えるようにプロの陶芸家として活動をはじめた、人気作家のひとりだ。<br />　本展では、皿、鉢、ボウル、カップなどを主体にし、加えて壁掛けや植木鉢、それにオブジェなども出品されている。展示作全体のトーンは、とても静かな落ち着いた統一感があり、器の形は明快でシンプルなものが多く、そのことによってなににでも使えそうな幅が生まれるのだろうと思わせる。とはいえ、作り手の側に自信がなければ、○○用、○○向けと提案したくなりそうだが、一切の作品名すらなく、ただ作品が展示されるばかりだ。<br />　余分が削ぎ落とされたシンプルな造形に比し、そうは見えないかもしれないが、しかし素材と一体化したような装飾は、実に入念に作られた結果だ。素地土、化粧土、釉薬、顔料などを複雑、かつ自在に組み合わせ、それらを混ぜ、塗り、描き、削り、ひっかき、この人独特のテクスチャーを作り上げていく。だから、ほんの小さなキズのように見える削りも、意図的に入れられており、そういう小さなひとつの景色が、全体の素材感や装飾性へと導かれ、器の雰囲気を作っていくことになる。作者によれば「好き勝手に、楽しみながら描いている」のかも知れないが、作り手の等身大の作に共感するファンが多いのも事実だろう。<br />　一方で、「八木一夫賞現代陶芸展」など公募展で入選を重ねてきたキャリアを持つ作者は、一時期、やきものでオブジェを作る意味は......？　などと考えることもあったらしい。長く器を中心に作り続けながら、今では、オブジェとの間も自由に往き来し、見る者にストレスも感じさせず、その姿は自然だと思える。そんなところにも、この人らしさがうかがえたようだった。<br />　作家として鑑賞者の視線を逸らさず、関心を保ち続けてきた陶芸家だが、本展を見ていても感じるのは、作品の質に較べて発表価格は良心的で、廉価だということだ。こんなところにも、人気の要因のひとつがあるのかも知れないと思った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上左●抽象絵画のような装飾の皿（発表価格＝7,350円～26,250円）には、独特な素材感がある。和洋中となにを盛っても料理が映える器でもある。　上右●丸皿の裏を返して見ると、三つの膨らみが脚となっていて、表面の装飾と関連した造形が面白い。<br /></p>]]>
        
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    <title>藤本能道展－命の残照のなかで</title>
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    <published>2009-10-23T14:13:47Z</published>
    <updated>2009-10-26T16:04:21Z</updated>

    <summary><![CDATA[　藤本能道（FUJIMOTO Yoshimichi&nbsp; 1919-199...]]></summary>
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        <![CDATA[<p>　藤本能道（FUJIMOTO Yoshimichi&nbsp; 1919-1992）は、東京芸術大学に30年近く奉職して教鞭を執り、学長などの重責を担って果たす傍らに、自身の個展などでは意欲的な新作を発表し続け、個人の創作活動にも手を緩めなかった。終生、そんな作り手としての姿勢を保ち、高みを目指した結果として、たとえば色絵磁器の技術保持者として重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定（1986年）され、名実ともに陶芸界に多大な影響力と足跡を残した作家だった。<br />　藤本陶芸の特徴のひとつは、写実的な描写による装飾表現にあるといえる。日本画の没骨描法を採り入れて描き、また上絵具の新色を考案したり、草白釉、雪白釉、梅白釉と名付けられた半マット質の白磁釉や、霜白釉という透明釉などを開発し、自作に活かしている。また釉描加彩と呼ばれる手法は、作品作りに欠かせないものだった。主に、絵に奥行き感を持たせるためにこの技法が用いられ、本焼の過程で背景などの模様を釉彩によって描き、その後さらに上絵付を施すことで、見ていても違和感のない、磁胎から上絵付までが一体化した絵画的な色絵が生み出された。また造形と模様の感覚的な一致を作陶の基本におき、とくに陶筥や扁壺などに強い独自性がうかがえるのも見逃せない特徴だろう。<br />　この展覧会で注目したいのは、出品作すべてが同館の「菊池コレクション」により構成されるということだ。なかでも、死の直前に開かれ、最後の新作展となった「陶火窯焔」（1992年）展の作品群が中心になっている。これらの作は、これまで公開が控えられており、まとめて作品が鑑賞できるまたとない機会になるだろう。作者が生と死を意識しながら、本展の副題にもあるように「命の残照のなかで」構想し、制作されたものであり、陶芸家としての到達点を極めて結実した、渾身の作だといえる。華やかななかにも寂寞感が漂う絵付からは、まるで渦巻くように凝縮された命のエネルギーが伝わってくるようで、ことさら印象深い作が多いと感じられる。<br />　またそれらに加えて、昭和天皇・皇后行幸啓の際の晩餐用に作られたディナーセット「幻の食器」（1976年）や、さらに1970年代、80年代の代表作など併せて50余点が厳選のうえ出品展示され、藤本陶芸の真髄に身をもって迫る内容になっている。<br />　なお、本展を開催するにあたり、アメリカの展示デザイナー、リチャード・モリナロリ氏により、藤本作品に合わせて会場が一新され、絹と和紙で織りなす展示室と色絵作品が融合した空間で作品が鑑賞でき、こういった趣向も他館では絶対に見られない本展の楽しみのひとつとなるに違いない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上左●「霜白釉釉描色絵金銀彩炎と蛾図扁壺」H26.0　W24.8×16.0㎝　1991年　上右●「霜白釉釉描色絵金彩花と虫図六角大筥」H8.2　W32.0×36.6㎝ 1990年</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>◆チケット・プレゼント<br />本展の招待券を、ペアで5組（10名）の読者の皆さまに抽選のうえプレゼントします。ご希望の方はお<a href="http://www.sentenmon.jp/inquiry.html">問い合わせフォーム</a>からお名前と、内容欄に「藤本能道展　チケット希望」と記入し送信して下さい。なお、発表は発送にかえさせて頂きます。<br /><br /><br /></p>]]>
        
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    <title>長岡絢美 展</title>
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    <published>2009-09-07T15:20:28Z</published>
    <updated>2009-09-07T15:56:30Z</updated>

    <summary>　店によると、本展の初日、皿やカップ類などにとくに人気が集まり、どっと売れてしま...</summary>
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        <![CDATA[<p>　店によると、本展の初日、皿やカップ類などにとくに人気が集まり、どっと売れてしまったという。これらの手捻りによる染付磁器の器の背後には、こうした多くのファンがいるようなのだ。<br />　磁器に特有な冷たさや堅苦しさを少し遠ざけ、一方で、素材の持つ清潔感や器としての使いやすさを活かして作りたいと、作者・長岡絢美（ながおか あみ）氏はいう。その結果として、手捻りか、また外枠に型を使った半手捻りのような手法によって成形されている。だからもちろん、いずれの作も素地表面はデコボコと波打っていて、作者の淡い体温が伝わってくるようだ。だが、それらの動きや手跡が強調されるようなことは決してなく、むしろ微かな、密やかな揺れというほどに意識的に抑制されている点に共感が生まれ、それは見ていての心地よさにつながっていくと感じられる。<br />　これらの作のもうひとつの大きな特色は、染付による絵付だ。独特な詩的な叙情があり、作者の感受性がそのまま絵となり、造形と一体になって、ひとつの物語を紡いでいく。<br />　たとえば朝日、月、夜空、また流れる川や風、あるいは罌粟（けし）、夕顔などの花々、蟻、蜂、魚、鳥......そして馬かキリンのような空想的な動物など、絵のモチーフは実に多彩だ。そこに、これまで見てきた古今東西の美術品や美しい光景などの記憶が渾然と交わり、しかもそれぞれに物語が封じ込められたような絵付が展開され、「染付絵本」とでも呼びたいほどのストーリーが感じられる独特のものだ。<br />　月の満ち欠けが組み皿のうえでデザイン化されて描かれていたり、張りつめた空気の夜空に、天の川のような幻想的な風景が広がる大皿もある。なかには、馬がひとりで草原を歩いているような絵付もあるが、そのどれにも時間の経過までもが描き込まれているように感じられ、だから見る側一人ひとりがその人なりの物語を想像してしまうのだろう。そしてかならず、さぞやこれらの器が食卓に上れば、きっと楽しい夕食になるだろうとも思わせるのだ。<br />　可塑性のある瀬戸産の磁器土に、かつて京都の老舗で入手したという呉須を用い、詩情あふれる絵付を神奈川県の海辺の街で施し、焼いている。手捻りの磁器による「染付絵本」が、今後、どのような筋立てになっていくかは、作者にも分からないかも知れない。でもどうせなら、この染付物語の先までを見通してみたいと思わせる、意欲的な新作展だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上左●「高台大皿 罌粟」（発表価格＝126,000円）　上右●エスプレッソが美味しく飲めそうな、魅力たっぷりの「デミカップ」（発表価格＝15,750円）。</p>]]>
        
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    <title>吉筋恵治 作陶展</title>
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    <published>2009-08-21T15:14:20Z</published>
    <updated>2009-08-28T04:28:31Z</updated>

    <summary>　穴窯を使って、個性的な焼締め陶を焼き続けている吉筋恵治（よしすじ けいじ）氏の...</summary>
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        <![CDATA[<p>　穴窯を使って、個性的な焼締め陶を焼き続けている吉筋恵治（よしすじ けいじ）氏の新作展が開かれている。出品作はどれも、信楽産の黄の瀬土を用いて制作され、工房のある静岡県周智郡辺りの赤松材を使って焼成された作だ。灰の被り方や、自然釉の流れ方が各々違って見えるのは当然として、明るい作から暗い印象の色まで、こんがりと柔らかに焼き上がったものから、激しい窯変となって窯出しされた作品まで、色や焼き上がりの幅はかなり広く、同じ窯での焼成変化とは思えないほど多様だ。<br />　これらの作は、窯詰めを規則的に、あるいはルーティーンとしては決して行わず、その都度、焼き上がりを計画的に変え、これまでの経験と知識を活かして、次を探し、新しさに挑戦して得られた焼成結果だろう。<br />　また造形面からいえば、中心となっている出品作は、大壺、花器、鉢などだが、伝統的な、オーソドックスな形態を意識した作がある一方で、この作者らしい不思議な形のものも目にき観客を楽しませている。それらの作の着想は、たとえば農耕具や武具、また古代の銅器など、古い時代のものから得られる場合が多いという。「焼締めはもともと原始の技法だから、古いもののなかから形のアイデアを探し、それによって新しさを表現したい」と作者は考えているのだ。<br />　そうして辿り着いた焼締め陶の形には、用途の伴わないものもある。たとえば、「弥勒さまの手」「自然釉窯変次郎柿」「自然釉窯変林檎」などの作は、いわゆるオブジェだ。ただ、菩薩の掌などには窪みがあるからそこに水を蓄え、樹の葉や木の実でも置けばシャレた花入になるかも知れない、とは思わせた。ともあれこれらオブジェと器の間を、意識過剰に陥らず、苦にすることなく軽やかに往き来しながら、自由に作っているようにみえる。制作の根底に、もし優れたものができれば、鑑賞するだけの作でもそれを見る誰かの役に立ち、また、安らぎを感じてもらえるかも知れない、という思いが滲むからだ。そういう熱が見る側にも伝わるのだろうか、遠方からわざわざ本展に駆けつけて作品を求めるファンもいるようだった。<br />　陶産地ではなく、もちろん伝統もない場所で、個人的な創作としての焼締め陶テーマに掲げて焼く作者として、今後の活動が注目される陶芸家のひとりだろうと思った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上左●「自然釉窯変弥勒さまの手」（発表価格＝105,000円）は工夫次第で花入としても使えそうだ。他に「薬師さまの手」などの作も発表された。<br />上右●しっかりと焼き締められた「自然釉大壺」（発表価格＝472,500円）には風格が感じられた。</p>]]>
        
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    <title>伊藤公象 WORKS 1974-2009</title>
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    <published>2009-08-11T04:14:50Z</published>
    <updated>2009-09-23T05:11:38Z</updated>

    <summary>　石川県金沢の彫金家の長男に生まれ、結果として土を素材に選び、しかし壺や茶陶など...</summary>
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        <![CDATA[<p>　石川県金沢の彫金家の長男に生まれ、結果として土を素材に選び、しかし壺や茶陶などを作るいわゆる伝統的な創作とは一線を画しつつ、35年あまりの歳月を歩んできた特異なベテラン作家が<a href="http://www.sentenmon.jp/artist/area/post-25.php">伊藤公象氏（いとう こうしょう　1932-）</a>だ。<br />　だから早くから国際的な芸術・美術展などに出品し評価を得る一方で、国内の工芸界とはやや距離を置きつつ仕事をする、独創的な作者ともいえる。そして、そういった志向は、そのまま作品作りにもよく現れているといっていいだろう。<br />　いわゆる器とはスケール感がまったく異なり、作品が大型であることなどから、これまで一会場にまとめられて鑑賞する機会に恵まれてこなかった。アトリエのある<a href="http://www.sentenmon.jp/event/preview-review/19742009.html">茨城県笠間市（茨城県陶芸美術館）での公開</a>に続き、代表作ばかり20点ほどが、いよいよ東京で展示されはじめ、注目を集めている。<br />　表現素材を土に限定し、土だからこそ生じる襞（ひだ）や亀裂、自然なカーブや断面などの表情をとらえて作品に取り込んでいく。作るというよりも、むしろ土の性質をそのまま引き出すことに細心の意識が払われ、作者の視点は土を観察したり、あるいは、それらを象徴的に見せるための工夫に集中しているとも感じられる仕事だ。無作為な、いわば土の自然な姿や痕跡を焼いて、陶に変じて見せていく。<br />　これらの作品の特徴は、いくつものパーツが集まり、作品によっては2000個もの小片によって作品全体が構成され、インスタレーション展示されることだ。もちろん絵画や器物とは違うこれらの作品からは、同種のものが多数集積したときにのみ生じる「集合美」があり、また、宇宙を漂う塵やガスが集まり、温度を上げ、やがて星に生成されていくのに似た不思議な、内包されたエネルギーの胎動が感じられる。整然とした秩序と混沌、作為と無作為が出会って生まれた生命力を、これらの作にはっきりと感じることができる。<br />　美術の概念を問い直すために、たまたま土を使って表現し続けてきたのか、あるいは、土でなければならなかったかについては、作者に直接問わなければ不明だが、これらの作は実に印象深い陶芸作品として眺められるのだ。<br />上左●伊藤公象氏。東京都現代美術館（MOT）の広大な展示空間に合わせて再構成される大型インスタレーションは、もちろん本会場でしか見られないダイナミックな展示となり必見だ。　</p>
<p>上右●「木の肉・土の刃」1991年　高松市美術館蔵　撮影：内田芳孝</p>
<p><br />＊同展の関連行事として以下が予定されています。<br />■アーティスト・トーク<br />　9月20日（日）　13時～14時　伊藤公象氏による作品解説</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>◆チケット・プレゼント<br />本展の招待券を、ペアで5組（10名）の読者の皆さまに抽選のうえプレゼントします。<br />ご希望の方はお<a href="http://www.sentenmon.jp/inquiry.html">問い合わせフォーム</a>からお名前と、内容欄に「伊藤公象展　チケット希望」と記入し送信して下さい。なお、発表は発送にかえさせていただきます。&lt;&lt;多数のご応募をありがとうございました。「チケット・プレゼント」は締め切らせていただきました&gt;&gt;</p>]]>
        
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    <title>受贈記念　富本憲吉展</title>
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    <published>2009-07-28T15:20:09Z</published>
    <updated>2009-07-29T14:24:48Z</updated>

    <summary><![CDATA[&nbsp;「富本憲吉記念館」（奈良県生駒郡安堵町）の創立者であり、兵庫県在住の...]]></summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sentenmon.jp/event/preview-review/">
        <![CDATA[<p>&nbsp;「富本憲吉記念館」（奈良県生駒郡安堵町）の創立者であり、兵庫県在住の収集家として知られた故・辻本勇氏（1922-2008）の遺族から、このほど富本憲吉（1886-1963）作品の寄贈（2008年12月　陶磁器120点、書画30点）が兵庫陶芸美術館にあり、それを記念した「受贈記念　富本憲吉展」がテーマ展として同館において開かれている。<br />　富本憲吉は、日本の現代陶芸を多少なりとも系統的に見ていこうとする場合、避けては通れない重要な作家だ。東京美術学校で建築と室内装飾を学び、イギリス留学を経て、生活に密着した芸術としての工芸を志すようになった。やがてやきものに傾倒していき、日本の近代陶芸への歴史の扉を拓いた作家として、我が国の陶磁史上、欠くことのできない陶芸家として位置づけられている。また作品は造形面から見ても、装飾性においても独創的であり高く評価されていて揺るぎない。<br />　また富本と同じ奈良・安堵町出身の辻本勇氏は、郷里で富本と出会って親交を結び、その人柄と芸術に深い尊敬の念を抱いたといわれている。そして、事業のかたわら富本作品を収集するようになり、作家の没後は、私財を投じて記念館の設立に奔走し、同館開設後は収集した作品を広く一般に公開してきたよき理解者だった。<br />　今回の受贈記念展に展示されている作品は、大和時代（1912-1925）42点、東京時代（1926-1945）59点、京都時代（1946-1963）19点と、各制作ステージに及んでいて偏りがない。技法でいえば、楽焼、土焼、青磁、白磁までの作品が含まれ、象嵌、筒描き、染付、色絵、金銀彩と多様多彩で、この作家の全貌をひと通り俯瞰することができる内容だ。とくに大和時代では楽焼などの最初期の作、独特な形状の白磁の壺や色絵磁器などは東京時代を代表するものとして見ることができる。また、京都時代からは、この作家を象徴する作域ともいえる作品なども展示されていて見逃せない。<br />　なお、芸術と生活の結びつきを視野に入れていた作家らしく、一品制作されたものばかりでなく、日常生活で使われることを目的とした作も含まれていて、これらは見ていると親近感も湧いてくる。この作者ならではの工芸思想の現れの一端として受け取れるだろう。<br />　コレクター・辻本勇氏の見識と情熱、富本陶芸の創意と美を重ね合わせて見て楽しむことのできる展覧でもある。<br />上左●「柿釉色絵丸窓富貴字飾箱」　1936年　作品はいずれも兵庫陶芸美術館蔵　上右●「楽焼富貴長春字徳利」　1913年</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>■学芸員によるギャラリートーク<br />　8月2日（日）、16日（日）、30日（日）、9月13日（日）、22日（火・祝）　各11時30分から<br /></p>]]>
        
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    <title>松田米司 陶展</title>
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    <published>2009-07-10T15:54:42Z</published>
    <updated>2009-07-10T16:28:45Z</updated>

    <summary>「如何に内地の場合とは違って凡てが自然であり、純粋であり、誠実なものである」と柳...</summary>
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        <name>SENTENMON Editorial Office</name>
        
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    <category term="沖縄のやきもの" label="沖縄のやきもの" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p>「如何に内地の場合とは違って凡てが自然であり、純粋であり、誠実なものである」と<a href="http://www.sentenmon.jp/interview/coverstory/post-5.php?page=4">柳宗悦（YANAGI Muneyoshi 1889-1961）</a>は「琉球の富」（1939年）のなかで、沖縄のやきものを見た感想を書く。<br />　沖縄のやきものは、南・北から、また西側からも伝わってこの島で交わり、4、500年を経て独特の様式を作り上げてきたと考えられている。本州や九州などの陶産地にも広がった多様な技法が使われてきたが、形や装飾には産地に特有のものが継承され、また作者・<a href="http://www.sentenmon.jp/artist/area/post-1217.php">松田米司（MATSUDA Yoneshi）</a>氏の明かな個性が濃厚に感じられる作が出品されそうだ。<br />　松田氏の作るやきものは、沖縄県中頭郡読谷村にある工房で作られ、共同窯で焼かれている。この窯は4人の作り手により、共同管理・運営されている大窯であり「北窯」と名付けられている。古くからこの地は様々な土を産し、泡盛の甕などに用いられてきた琉球南蛮が焼かれてきた土地としても知られている。この窯では、それらの土、釉などの素材作りから焼成まで、また伝統的な技術などを一貫した工程・システムとして受け継ごうとし、そして、現代に活かされる器作りを制作の基本理念においている。<br />　そんな環境下で作られる松田氏の作る器の特徴のひとつは、使いやすく丈夫で、健やかであり、土地柄を深く呼吸しているように感じられる。落ち着いた、また時に鮮やかに発色する釉が施され、そして単純な模様を装飾としていながら、それは現代の感性をほどよく映しているパターンであることが多い。<br />　たとえば、ただの点や円、すーっとした釉の流れ、あるいは大胆な波模様などであることが多い装飾は、一見、ぶっきらぼうかも知れないが、食卓に並ぶと異彩を放ってシャレている。たくさん作ることから学んだ手練れはもちろん、この作り手ならではの美意識があってこその意匠だ。そしてこれらの作が優れている証は、長く使っても飽きず、それどころかいつの間にかなくてはならない器に育っているということだろう。<br />　そしてもうひとつの魅力は、価格が極めて廉価に抑えられている点だ。そのものの持つ価値と価格の伴わないものが世の中から厳しく淘汰されつつある時代にあって、かねてから松田氏はこのキャリアにして、いつも謙虚にあり続けようとしてきた。きっと、多くの犠牲のうえに成立した発表価格ではあろうが、これでこそ価値ある「民の器」と思え、多くの共感を呼んでいる。<br />　「私はなに人か？」「どこから来たか？」と絶えず問い続け、沖縄を決してないがしろにせず大切にしたいと思う作者の信条が、その土地固有の素材を選んで感謝しつつ用い、結果として、使いやすく、親しみやすい形と模様のやきものを生んでいるのだと思わせる。<br />　本新作展では、鉢、皿、ピッチャーなど日常に使えるものばかり、100余点が出品される予定という。</p>
<p>上左●シークワーシャーの浮かんだ冷たい水がいかにも似合いそうな「ピッチャー」H30.3㎝ （発表価格＝7,350円）は、もちろんどんな使われ方だって許容範囲だ。</p>
<p>上右●流れた釉が素朴でパワフルな「一尺皿」W30.3㎝（発表価格＝12,600円）。</p>]]>
        
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    <title>川端健太郎／横山拓也 展</title>
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    <published>2009-06-30T16:34:38Z</published>
    <updated>2009-06-30T17:18:09Z</updated>

    <summary>　昨今の、美濃地方を主な発信源とする「うつわブーム」の中枢のひとつは、多治見市陶...</summary>
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        <![CDATA[<p>　昨今の、美濃地方を主な発信源とする「うつわブーム」の中枢のひとつは、多治見市陶磁器意匠研究所の修了者たちの制作によって支えられている。このふたりもその一端を担い、同期生として意匠研で学んだ。独立して10年を過ぎようとする今、作家としての制作の方向性も定まってきているようにみえる。<br />　川端健太郎氏（KAWABATA Kentaro）は磁器土を用い、手捻りによって器やオブジェを作る。やや歪ませた器の形は、自然な動きが損なわれない程度に整理しまとめられていて、器種によっては、そこに鎬（しのぎ）や削りを施し、個性や強さが付加されている。また、花入や水滴などでは、作者なりの機知をきかせた造形的解釈、あるいはアレンジがあって興味深く見られた。とはいえこの作り手の持ち味は、とくに装飾にあると思われた。あらかじめ素地にガラス片を埋め込んで焼成したり、抽象画を描くように筆で釉を置き、それが流れて溶け合う結果を予測しつつ、慎重に制作されている。なかでも出色だったのはスプーンだ。南国の白い砂浜にでも半ば埋まっていそうな、自然物に近い色と、屈託のない自由な形をしている。ここに作者の特徴と魅力、そして実力がぎゅっと凝縮されているのでは、と感じた。<br />　一方の横山拓也（YOKOYAMA Takuya）氏は、長く粉引（白化粧）による器を追いかけてきた。ロクロによって美しく成形され、シンプルな潔い形が基本におかれている。ところが、縁作りや口辺などではシャープさがはっきりと感じられるように意識され、強調し、リズミカルに仕上げられていることが多く、心地よくメリハリが効いている。また、白化粧はタオルなどにふくませて素地に押しつけながら塗られており、それによって伝統的な粉引とは異なる、独特の素材感が得られている。<br />　作者によれば、眉間に皺を寄せつつ「芸術的な表現」を叫ぶというよりも、今は作品の醸し出す「たたずまい」、つまり、作品自体が自ずと漂わす雰囲気や、柔らかな存在感のようなものに、創作の視点が置かれているという。その感覚こそを大切にしようとする制作姿勢だ。長く仕事を続けていけば経験が育まれ、人間的な成長も、技術も、また感覚も集積されて、やがて創作の糧となることを知っているのだろう。<br />　作り手のこうした様々な思いと、器を見る観客との相互の感覚の一致が、今の器人気の底に流れている「信頼関係」のようにも感じられた展覧だった。</p>
<p>上左●本展会場ではこの2作家による3年振り2回目の展覧となった。<br />上右●左が横山拓也氏（1973年神奈川県に生まれ、98年に立教大学卒業）。右が川端健太郎氏（1976年埼玉県に生まれ、98年に東京デザイナー学院卒業）。そしてともに2000年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了し作家活動に入った。</p>]]>
        
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    <title>陶芸三人展　－並び立つ象（かたち）－</title>
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    <id>tag:www.sentenmon.jp,2009:/event/preview-review//8.3416</id>

    <published>2009-06-29T05:46:24Z</published>
    <updated>2009-06-30T17:20:36Z</updated>

    <summary>　京都の陶家に生まれて、いわゆる「第3世代」といわれる作家・山田晶（YAMADA...</summary>
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        <![CDATA[<p>　京都の陶家に生まれて、いわゆる「第3世代」といわれる作家・山田晶（YAMADA Akira）、藤平寧（FUJIHIRA Yasushi）、森野彰人（MORINO Akito）各氏による3人展が開かれている。この3作家は関西の陶芸界を牽引するであろう、あるいは、少なからず影響を与えているいずれも中堅の実力派であり、しかも今回の顔合わせによる発表ははじめてということも手伝ってか、会期前から高い関心を集めていた。<br />　山田氏と藤平氏に聞いたところによれば、3人はそれなりに親しい関係でありながら、だが密着するほどの仲でなし、ほどよい距離感を隔てた間柄が、作品制作にあたっても適度な刺激と緊張感を生じさせたようだった。<br />　さて出品作の中身はといえば、藤平寧氏は危うい、はかな気な雰囲気を持つ独自な器表現にいよいよ長けてきたように感じられた。刺や突起といった以前からの造形的な特徴は、近年はやや抑制され、むしろシンプルな軽やかさが加味され強調された。そしてそこに、わずかながらの歪みや窪みなどが認められ、有機的な揺れを伴う薄く軽やかな器が抱え込む情緒性、つまり、この作り手ならではの繊細さが震えるように、刺さるように見る側に伝わってきて秀逸だ。<br />　森野氏の作は、ロクロで挽きあげた曲線を強く意識したであろう作が多く見られた。それらの描くカーブはもちろんとても美しいのだが、それよりもとくに装飾に個性が際立っていた。たとえば、細い線による掻落しや、穿たれた小さな孔などに見られるように、微細な作業を丹念に積み上げ、結局、全体としては特異な装飾的効果にまで持ち上げていくという、独特な手法を採る。そしてそこには、稀な緊張が生まれていることが多いのだ。それはオブジェの装飾でも変わらないこの作者らしさだと、改めて感じられた。<br />　このところ「猩々緋」という技法で作品作りを進めている山田晶氏の作は、見た目のインパクトからか、多くの観客の耳目を集めていたようだった。この手法を基本に置き、造形と他の技法などを複合的に組み合わせて展開させ、「猩々緋」は円熟期を迎えつつあるようにも感じられた。この技法は（<a href="http://www.sentenmon.jp/event/preview-review/post_28.html">別稿を参照</a>のこと）ここでは詳述しないが、複雑で、執拗な過程を経て、やっと独創的なテクスチャーと効果を得ていることに注目したい。<br />　3作者に共通の技法を強いて挙げれば、金彩・銀彩が使われているところだろう。しかし、その味わいがまったく違うところにむしろ深い関心をもって見られた。また出品作を総じていえば、代々の陶家に生まれたとはいえ、古物を写したような作柄はまったくなく、反対に昨今流行の器のスタイルを追随する様子ももちろん見られない。どちらかといえば、器は制約が多く個性が打ち出しにくいテーマではあるが、出品作を見る限り、作者としての意志が鮮明に感じられ、結果として独創的な器を作って提示している点で、作者らのプロ意識、または気概のようなものが感じられた展覧だった。</p>
<p>上左●薄く、軽やかに作られる藤平寧氏の作には、哀愁さえ感じられることがあって不思議だ。<br />上右●左より作者の山田晶、藤平寧各氏。良きライバルでありながら、作者らの間には互いに心地よい刺激があるという。</p>]]>
        
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    <title>伊藤慶二 展</title>
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    <published>2009-06-22T16:53:46Z</published>
    <updated>2009-06-26T07:16:50Z</updated>

    <summary>　会場に入ってすぐ、ハッとして、ややたじろぐように足を止めてしまった観客も、きっ...</summary>
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    <category term="伊藤慶二" label="伊藤慶二" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p>　会場に入ってすぐ、ハッとして、ややたじろぐように足を止めてしまった観客も、きっと多いのではないだろうか......。「童」と名付けられた作品群が、訪れた人々を一斉に見つめるような場所に展示されているからだ。そしてこれらの作には明らかに「目」がつけられているから、ちょっと驚いてしまう。<br />　多分、「ようこそいらっしゃいました」と、寡黙な作り手になり替わって歓迎のあいさつを作品にさせている、とでもいうのだろう。観客たちはまんまと作者・<a href="http://www.sentenmon.jp/artist/area/post-24.php">伊藤慶二</a>氏（ITO Keiji）の予測通りの行動をとってしまうことになりそうだ。しかし、こういった上質なユーモアが、この作者に特有の要素としてこれまでにも作品に組み込まれていることは多かった。<br />　会場内の主作品は「場」という作だ。仏足と邪念のイメージとを表現しインスタレーションとして展示している。こういった宗教的なテーマには以前から積極的に取り組んでおり、今回の新作展でもそれらを発展・展開させたような作が確認できる。たとえば、「ひとかた」や「塔」という小品にしても、また、低い位置に置かれた「築」なども、禅的な世界観を象徴的に扱った作品と見える。またとくに今回の展覧では、会場構成まで作者本人によって行われたといい、作品単体はもちろんだが、空間全体の雰囲気からスピリチュアルなものを感じ取ることも重要かもしれないと思われた。<br />　陶の立体造形から器作りまでを、緩めず、分け隔てることなくひとつの表現活動と見なして取り組む伊藤慶二氏の姿勢には、同業者であるプロの陶芸家らからも信頼が厚い。素材や技術を尊重する仕事、また創作者としての視点や感覚の鋭さが作品から感じられるからだろうかと、本展を見ていて改めて思った。<br />上左●「場」（発表価格＝1,050,000円）は仏足と邪念が組合わさってひとつの作品に構成されたインスタレーションだ。<br />上右●会場入口を見つめるように展示された「童」（発表価格＝472,500円）たちが、訪れた観客を出迎える。</p>]]>
        
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