展覧会への招待

Exhibition previews & reviews

宮脇昭彦氏がプロダクト用に型状をデザインした素地に、自らがオリジナルな赤絵を施すという展覧会が開かれた。今回発表されたこれらの絵付のなかから量産に向く意匠を選んで絞り込み、いずれ工場で生産されるベースの絵付にするプランという。とはいえ、これらは実験的な試みの仕事の水準になく、作者は完全な本気モード。どの作を眺めていても楽しく、すぐに食卓で使ってみたくなるような興趣を誘うのはさすがだ。それにプロダクト用の素地が使われているためだろうか、価格が廉価に抑えられている。径17㎝の「赤絵鉢」が6000円、「カップ」3600円、「クリーマー」4500円など、お買い得感もたっぷり味わえた。磁器土を無釉焼成した陶板も出品されて壁面を飾り、衆目を集めていた。
左●この陶板のような、器の用途から離れた仕事はほとんど見られない。 右●筆使いからは、作者の鼓動が伝わってくるようだった。

「赤絵マグカップ(小)」は5,000円。
量産されればもちろんこの「赤絵碗」も各サイズで補充がきくだろう。
こちらの陶板には足がついていて皿としても使える。