
0073号
2012年04月11日更新
群馬県の北部、関越自動車道の沼田インターを降り、国道120号線で尾瀬方面に向かう途中、山懐に抱かれた高原のアート・サロンとでもいうべきこぢんまりとしたスペースでの作陶展を見た。作者は唐津市に生まれ、兄の友文氏(故人)から陶芸を学んで修業した。そんな経歴からか、なかでも兄譲りの黒唐津が目を惹いた。ひと口に黒唐津といっても、深い柿色をしたものから飴色、そして黒まで様々あるという。本展出品の作は、漆黒部分から明るい灰黒色までを呈していて変化があってとても面白い。黒唐津は汲み出し(1,200円)や湯呑み(1,200円)から、鉢、皿まで出品されており、観客の評判も上々のようだった。他に朝鮮唐津、絵唐津、粉引なども展示されていた。