「陶器市」は全国を巡業する時代

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09-11-10henshubu-ueno1.jpg 秋晴れの日の陽気に誘われて上野公園を散策していたら、噴水前の広場に「陶器市」と書かれた看板が見えました(右写真)。なに、何? と思って入口まで近づいてみます。すると主催は佐賀県物産市推進委員会とあり、有田・伊万里に唐津焼かと思ったら、備前、万古、九谷、瀬戸、美濃、笠間、益子焼まであるのだとか。なるほど、「全国大陶器市」に偽りはないようです。大きなテントのなかに、各産地の窯元や陶器商らが出店していて、日用食器から人間国宝の作まで、合わせて50万点もの品揃えといいます。
 なかに入って見てみると、まず佐賀県の特産、物産が並び、けっこうな賑わいです。小城羊羹、けいらんなど名物のお菓子類、そのほか嬉野茶、佐賀海苔といろいろ。その向こう側には、有田・伊万里の磁器、萩や美濃のやきものの間に、南部鉄瓶やら箸、塗り物なども並べられています。やきものは量産品がほとんどのようで、その分、価格は安価に抑えられていて、有田産の磁器の皿や鉢が、200円ほどから買えます。ほかにも、400円、500円とか700円などという1,000円以下の赤札が、派手に目立っています(下写真)。あちこちの店を見て歩くと、これはちょっと面白そう、というものもないことはないのですが、結局、見るだけに......。
 このイベントは、都市の公園などを会場にして、年間20カ所ほどを巡業する、いわば出前陶器市のようなものとか。産地の陶器市のように、値切って買い物をするのもありということですから、そんな掛け合いに楽しみを見つけたり、主催者がいう「安くて、楽しい」雰囲気を味わうにはいい催しかなぁ、と感じました。(三)2009/11/9

09-11-10henshubu-ueno2.jpg■佐賀の物産と全国大陶器市 ◎10月30日(金)-11月12日(木) ◎都立上野恩賜公園(東京都台東区上野公園5-20 大噴水前広場) 雨天決行

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